【日焼け対策・紫外線対策 冬場の油断がとっても危険です】
冬場の太陽の日差しが穏やかだからと、紫外線対策をおろそかにしていませんか?
もう一度言いますね、実はそれ…
とっても危険なんです。
冬の太陽から地表へ降り注ぐ直接的な紫外線量は、夏場のピーク時の25~33%程度。
しかし、ある条件を満たすことで、数値が更に80%程度も跳ね上がって、私たちに襲い掛かってくるのです。

え? そんなにいっちゃうの?
私、冬に日差し強いって印象あまりないんだけど…
ヨシエちゃんと同じことを思った、そこのあなた。

冬だから油断していいってことは無いのよ
ヨシエちゃん、まさか今日は日焼け止め塗ってないの?
夏も冬も紫外線対策が怠れない理由。
そして、冬場に急激に紫外線が警戒レベルに上がっちゃうシチュエーションについて、解説しちゃいます。

冬場でも、日焼け対策はしなきゃダメそうな雰囲気ですね

当然! 乙女の肌は繊細なんだから!

紫外線と大きく関係する『メラニン』に関する内容は
下の記事からチェックできますよ

沢山勉強しなきゃ。。
日焼け 冬の紫外線の対策の重要性と気を付けるべき点について
冬場でも、紫外線量は夏場の1/4以上! だから危険!

一見穏やかな日差しの冬場、実は穏やかに見えても、標準的に夏場の1/4以上。
条件が揃えば40~45%程度の紫外線量を私たちに与えてくるって知ってましたか?
冬場の問題点は、寒くて日向に出てしまいがちなこと、そしてそもそも日焼け対策を私たちが怠っている点にあるのです!
そんな状態で少なくとも4日過ぎれば、夏場と同等の日差し・紫外線を浴びていることになるんです。

お、思ってるより高いんですね、紫外線の力…
(1/10くらいだと思ってた。。)

そうなのよ、油断してると一気にこんがり焼けちゃうわよ!
私なんか大学生の頃油断してたら…

(あ、これ長そう…)
先生、もうちょっと紫外線量について教えてください

え? 興味出てきた?
教えちゃうわ
紫外線の簡単な説明
そもそも何故、『紫外線』と表現するのでしょうか。
『紫外線』と似た言葉に、『赤外線』というのもありますよね。
赤~紫というのは、可視光(かしこう)と呼ばれる人間の目で捉えられる光の範囲を表しています。

可視光の範囲は大まかに書くと
長い方から順に赤・橙・黄・緑・青・藍・紫と表記し、虹を形作る色と考えればわかりやすいです。
赤が長波長、紫が短波長と呼ばれ、紫外線というのは紫色よりももっと短い波長の事なんです。

その紫の外(380nm未満の波長)、すぐ隣の領域の波長が紫外線と呼ばれるモノ。
さらに、紫外線って実は1種類じゃないのをご存知でしたか?
よく扱われる近紫外線には、段階によってA~Cまでの3種類が存在しており、それぞれ波長域が変わり特性が違います。
UV-A:紫外線のすぐ外側シミやしわの原因となる。
UV-B:UV-Aより外側の短波長。日焼けなどの赤い皮膚トラブルの原因となる。
UV-C:UV-Bよりさらに外側の短波長。X線に近く、UV-C自体はオゾン層に阻まれてしまう為地表まで届かない。
※UV-Cよりさらに短波長のX線、ガンマ線もオゾン層に阻まれ地表には届きません。
ちなみにUVはUltravioletの略です。
また、UV-ABC以外の分類方法もあります。
基本的に日焼けと関連付けを考える場合は、UV-AとUV-Bだけ考えればいいのです。
地表に届く紫外線のうち、おおよそ99%がUV-Aで構成されています。

一口に紫外線といっても、違うんですね

そうよ、でも今回はUV-AとUV-Bの特性だけ覚えればいいわ
UV-A UV-B 夏と冬の紫外線の違いについて

UV-Aはシミやシワの原因。
紫外線量は夏をピークに冬場は1/3程度まで減少します。
UV-Bはいわゆる肌が赤く焼けてしまう原因。
紫外線量は夏をピークに冬場は1/4程度まで減少します。
冬場は日差しが強くない為油断していますが、ケアをしないという手はありません。
特にUV-Aの冬場の減衰率はUV-Bほどではないのに、シミやシワなどの厄介な作用はUV-Aの方が持っていることに注意が必要です。
いちばん多い時期のおよそ3分の1の量のUV-Aが地表に到達しているという事実は、
肌は年中荒れる可能性がある。
という事なのです。
UV-Aは肌の奥まで届き、UV-Bは肌表面に変化を引き起こします。
何故なら、UV-AはUV-Bよりも波長が長く、物質間のスキマを通りやすいから。
短い波長は、間に物があると弾かれ易くなるのです。
この、肌の中で作用をするという波長のおかげで、シミやシワの原因となる事とされています。
皮膚科に直接浸透して、組織のDNAを壊すように作用したり、メラニンの発生を促して私たちが嫌なシミシワを引き起こしているのです。
冬場の日焼け対策の注意点

冬場の夏場との大きな違いは『乾燥』です。
肌は保湿している時は、実は紫外線の影響を受けにくく、乾いている時は紫外線の影響が大きくなるという特性があるのです。
外気が乾燥している日本の冬場では、通常の紫外線対策と合わせて保湿が重要な鍵となります。
保湿効果を期待する為には、当然日焼け止めだけではなく、保湿クリームも重要な要素となってきますが、その塗る順番については下記の様に行ってください。
保湿クリーム⇒日焼け止め
ただし、保湿クリームを多く塗りすぎると、肝心の日焼け止めの量が減ってしまい、日焼け止めの効果を十分に発揮することが出来ません。
近年は保湿成分を含んだ日焼け止めが出ていますので、夏と冬で使用する日焼け止めを使い分けてみると、スッキリするでしょう。

乾燥っていつでもお肌に大敵なんですね

冬場の乾燥は特に気を付けて
外出だけじゃなくてお風呂上りもね
雪焼けも大敵! スキー・スノボー前にも露出箇所は対策必須!

雪による紫外線反射率は最大80~90%!
もし、あなたのまわりが全面雪景色なら、鏡面反射の如く紫外線が跳ね返ってくるかもしれません。
雪山での紫外線対策として、サングラスやゴーグル、紫外線専用フェイスマスク、バラクラバなどがおすすめです。
バラクラバとは、防寒や保温を目的とした目出し帽子のことです。
目の部分だけ開いていて頭から首まで覆うため、防寒にも紫外線防止にもなるので、とても便利です。
対策なしの状態では、冬場なのに夏場の半分程度の日焼けをしてしまいます。
冬は日差しが弱いと油断している季節。
辺り一面雪景色の、スキーやスノーボードって楽しいですよね!
しかしその気の緩んだ最中に、実は冬場の2回分もの紫外線の脅威に晒されていることを意識して、雪上で遊ぶ際は入念に日焼け止めを塗り、サングラスやフェイスマスクで日差しを避け、紫外線対策を怠らないようにしてください。
補足として、通常時アスファルトの紫外線反射率は10~20%程度。
雪の反射が如何にす凄まじいかが、よくわかると思います。

今度スノーボートに行くから、
新しいサングラスとフェイスマスクを買わなくちゃ!

バラクラバもおすすめよ!
日焼け対策に季節の妥協は無い
夏・冬を問わず、日焼け対策という物にお休みの季節はありません。
確かに夏をピークに紫外線量は減少し、
「冬は夏ほどの対策は必要ないのかな?」
となってしまう心理もあります。わかります!
でもダメなんです。
日焼けのシミとシワは、基本的に蓄積型だから。
シミやシワの原因を貯めさせないことが最大にして至高の対策なので、毎日日焼け止めを塗り、きれいな肌を保つように心がけましょう。

私も冬の紫外線対策、頑張ってみます

みなさんも、冬場の日焼け対策頑張ってくださいね
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