紫外線も強くなってきて、そろそろ日傘の出番がやってくる季節になってきましたね。
ところで、日傘は色によって紫外線防止効果に違いがあるのをご存知ですか?
日傘には、黒、白、紺など様々な色がありますが、どの色が紫外線カットに効果的なのでしょうか。

ヨシエちゃん、
日差しが強くなってきたけど、日傘は使ってる?

はい!
花柄のかわいいのを使ってますよ!

かわいいわね!
でも、日傘には色によって紫外線防止効果が違うのを知っているかしら?

え?!
色によって違うんですか?!

そうよ!
今回は、日傘を選ぶには必見の内容よ!
日傘の効果とは?

みなさんは、そもそも日傘を何のために使っていますか?
1.紫外線カット
やはりいちばんは、紫外線カットのために使っている人が多いのではないでしょうか。
シミやくすみ、肌老化など、肌にとっては大敵の紫外線。
美容のためというのはもちろんですが、紫外線を浴びすぎると皮膚がんを引き起こす可能性もあります。
健康のためにもしっかり紫外線を防ぎたいものです。
さらに紫外線カット効果を高めるためには、日焼け止めも使用しつつ、日傘も使うというのがベターですね。
2.暑さカット
日傘を使うと必然的に日陰を作れるので、特に日差しの強い日は、日傘の重要度が増します。
直射日光を当てた箇所とそうでない箇所を比べると表面温度が20度も変わるというデータもあるので、日傘を使うか使わないかで大きな差が生まれます。
近年では、熱中症や日射病などを起こす人も多くなってきているので、日傘をうまく使って体温を上昇させすぎないようにしていくといいですね。
3.おしゃれ・ファッション
以前に比べれば、日常的に使われるようになってきた日傘ですが、昔ながらの小洒落たイメージを持っている人も少なくはありません。
特に男性は、日傘を使うことに抵抗がある人も多いかもしれませんね。
ただ、最近では、ファッション性が高いものだけではなく、シンプルなものなどバリエーションが豊富になってきているので、探してみればきっと自分の好みのデザインに出会えるはずです。

私はやっぱりかわいさ重視だな。。。
日傘の色別効果

【 黒 】
色の性質:日光を吸収する
紫外線カット率:かなり良い
照り返し:優れている

【 紺 】
色の性質:日光を吸収する
紫外線カット率:良い
照り返し:やや優れている

【 白 】
色の性質:日光を反射する
紫外線カット率:普通
照り返し:普通
黒は光を「吸収」し、白は光を「反射」します。
つまり、黒の日傘は光を吸収することにより紫外線をカットし、白の日傘は光を反射することで紫外線をカットするので、仕組みが全く異なります。
どちらのほうがカットしてくれるかというと、「黒」のほうが効果が高いです。
また、上からの日差しだけでなく、下からの照り返しについても日光の吸収効果によって、色の濃い「黒」のほうが優れています。
紺色も日傘ではよく見かける色ですが、黒ほどではないものの光を吸収する性質をもっているため、紫外線カット効果は白より高くなります。
もちろん、下からの照り返しについても、黒より劣りますが、紺色も効果的ということになります。
また、黒だとファッション的に重くなりがちですが、紺色でも紫外線防止効果は低くないので、おすすめの色です。
それでは、「白はあまり効果ないの? 」 と思いますよね。
紫外線カット力で考えれば、「黒」のほうが優れています。
ただし、黒は紫外線を吸収するのと同時に熱も吸収するので、真夏では高温になる可能性が高いです。
また、色味としても「白」のほうが涼しそうな印象を与えるので、「暑さ対策」という観点でみると、「白」のほうがおすすめということにはなります。
UVカット加工されている日傘はどうなの?

「完全遮光率○%」のようなUVカット加工がされている日傘もよく見かけますね。
この場合の色はどんなものを選ぶのがよいのでしょうか?
これは、しっかりUVカット加工がされていれば、何色を選んでも紫外線防止力は高いです。
UVカット加工がされている場合、外側の色による効果の違いはほとんどなくなるためです。
ただし、内側に関しては、白だと反射し顔などに当たることになるので、黒のほうがおすすめです。
今回は、日傘の色についてみてきましたが、濃い色味のほうが紫外線カット力が高いですので、日傘を選ぶときの参考にしてみてください。
もちろん、紫外線防止には日焼け止めもお忘れなく!

紫外線カット力は「黒」がいちばん効果が高いわ!
でも、UVカット加工がされていれば、どんな色も紫外線防止効果はあるのよ!

UVカット加工!
参考にしてみますね!
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